Blue is the Warmest Colour by Abdellatif kechiche 2013 France
2013年カンヌ・パルムドール受賞作品「アデル・ブルーは熱い色」(オリジナルタイトル:La Vie D'Adele)。15歳のアデル(Adele Exarchopoulos)が数歳年上の画家で哲学に造詣が深いエマ(Lea Seydoux)と同性愛に陥り成長していく過程を見せた作品。過激で長時間にわたるセックス・シーンでカンヌではセンセーションを起こし、アメリカでは上映出来る映画館も限られているそうだ。さすがヨーロッパではあまりその点は問題になっていないようでロンドンでは見れる劇場は限られていない。日本ではどうなのであろうか?
異性でなく同性愛、そして必死にお互いの体を求め合うこの2人の姿が、肉体的、精神的にエネルギーにも満ちあふれているこの年代の力強さと美しさを全面に体現した素晴らしい作品であった。またさりげない動きが美しく映し出されこの年代特有な力強さとの裏腹の繊細な姿もある。この作品の中で取り上げられる人間の若さと成長があまりにも強烈で異性愛そして同性愛のボーダーは全くという程感じられないものであった。
監督のケシシュはチュニジア人。監督そして俳優としても活躍しているそうだ。他の作品も見てみたい。
カンヌのパルムドール受賞作品の中ではこの「Blue is the Warmest Colour」はどちらかというと非常に分かりやすい部類だろう。
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