ガイ・リッチーの新作「コードネームUNCLE」、60年代のTVシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」がベースとなっている。ジェームス・ボンドのイアン・フレミングがこのシリーズの登場人物ナポレオン・ソロとエイプリル・ダンサーを製作者のノーマン・フェルトンに提案したという。UNCLE とは国際諜報機関、United Network Command for Law and Enforcementの頭文字語である。１９６０年代CIAエージェントのナポレオン・ソロ（ヘンリー・カビル）とKGBエージェントのイリヤ・クリヤキン（アーミー・ハマー）はビクトリア（エリザベス・デビッキ）が率いる秘密組織の核陰謀阻止に乗り出す。
この作品はメンズ・ベスト・ファッション映画と言われているだけあり、ナポレオン・ソロが着用しているスリーピースのスーツがとてもいい。またビクトリアとギャビー（アリシア・ビカンダー）のファッションも６０年代ファンキーそのもの。ファッションが楽しめるスタイリッシュムービーであった。まあ悪く言えばそれだけしか価値がない作品。タランティーノのリメイクかのような、映画としての完成度に全然達してない。ガイ・リッチーの初期の作品はいいのがあるが、マドンナと結婚／離婚してからはこうイマイチな作品ばかりだ。
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