作曲 : Giacomo Puccini
演出 : Richard Jones
指揮 : Nicola Luisotti
昨年の新プロダクション、リチャード・ジョーンズ演出のラ・ボエム。批評は2つに別れていたが、今まで見てきたトラディショナルな演出とは違った印象で主役の可憐で死んでいくミミよりも逆キャラクターで自由奔放な女性ムゼッタが大きくフィーチャーされている印象であった。
地味なキャストであった中でムゼッタを歌ったDanielle de Nieseが出てきた瞬間、その存在感と演技力で他を食らった状態であった。この為ミミを歌ったMaria Agrestaが薄れてしまった。ロドルフォのMatthew Polenzaniもどうも私的にはイマイチ感あり。このプロダクションはDanielle de Nieseでもっているようであった。演出的には好意が持てるプロダクションなので是非別キャストで見てみたいものだ。とは言いつつ旋律の美しさに没頭していたのも確かである。ラ・ボエムで赤いドレスに身をまとったDanielle de Nieseの写真を掲載してしまおう。
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