28 September 2008

Il y a longtemps que je t'aime

I've Loved You So Long by Philippe Claudel 2008 France

作家Philippe Claudelの監督デビュー作。58回ベルリン映画祭コンペ出典、エキュメ二カル審査員賞受賞。クリスチャン・スコット・トーマスが全編フランス語で15年ぶりに刑務所から出てきた女性を演じているとプレビューで読み早速見てきました。

ジュリエット(クリスチャン・スコット・トーマス)は15年の刑を終え出所。殺人罪で服役していたのだが裁判でジュリエットは黙秘権を通し動機は彼女の心の中に秘められていた。この間家族はジュリエットと絶縁していたが、妹のリア(ジル・ベルシュタイン)は姉を迎え入れ、15年のブランクを埋めるかごとく関係を修復していく。

話は丁寧につくられてジュリエットとリア、そしてリアの家族と友人たちとの関係が上手く描かれていますが、残念な事に最後多少昼メロ感が拭いきれないと感じたのは私だけでしょうか?とってもいい処までいっているんですけどね。(とあまり話すとこれから見られる方の楽しみが減ってしまうのでここでストップ)クリスチャン・スコット・トーマスも人生の悲しみを多大にしょっているジュリエットという女性を悲壮感というよりも運命を受け入れ割り切った女性として演じてました。これがこの作品を凛と際立たせているような気がします。という事であと一息となかなかいい線をいっています。

話は変わりますが、少しの間パリに行ってました。やっぱりロンドンと違って食べ物がおいしい!と再度実感。イギリス人とフランス人では食に対するDNAが違ってるんでしょうね。今回トライしたChez L'ami Jeanというビストロ、バスク地方の料理なんですがこれは今まで食したもので最高においしく、また奇想天外という感じの料理でこれまたとっても楽しめました。内装は掘ったて小屋のような感じなんですけどね。ミッシェランにも手頃な値段で食べれるお勧めの店として掲載されているので、日本人、アメリカ人、フランス人で店内はごったがえしてました。それにしても日本人は本当に食べる事が好きで興味津々な人種なんですね、どのレストランも必ず数人の日本人がいました。だからやっぱり日本は食文化の国なんですね。でChez L'ami Jeanお勧めです!

2 comments:

Anonymous said...

CCさん、こんばんは!
パリですか?羨ましいですわ。
パリはもう秋ですよね?
こちらは昨日あたりからやっと秋になりました。
毎年、毎年夏が長くなって行く日本は辛いです。
これもやはり温暖化でしょうかしら?
さて日本人って、東京に住んでいればなおさら、望めばどの国の料理も食べられてホント幸せです。
昨今はフレンチよりイタリアン・レストランがスゴイ勢いで繁殖してますね。フレンチよりお値段も手頃だし...
東京駅丸ビルの5Fにとっても美味しいイタリアンのお店見つけました。都内の至る所にイタリアン・レストランはありますが、駅に近くて便利なので、次回帰国された際は是非行ってみて下さいまし。

そうそうC.S.トーマスって大好きな女優さんです。彼女のフランス語映画は「ルパン」ですかね?
これ観たいですね!こちらでも公開されるかしら??

claudiacardinale said...

マルゴ嬢、こんにちわ。食の秋になってきましたね。日本のイタリアンは本場イタリアよりも美味しいといつも周りにふれ回ってます(笑)その丸ビル5階のイタリアン次回是非トライしてみますね。

CSトーマスってフランス語もの結構出ているのですね、知りませんでした。仏映画王国日本だから多分公開されますよ!それにしてもパリには名画座のような映画館がまだまだ残ってますね、なにかといつも古い映画を上映している。NYも80年代には数件残ってたんですが90年に入ってから皆つぶれました。ロンドンも既につぶれている状態でした。こういう映画館貴重ですね。