22 August 2011

In a Better World

In a Better World by Susanne Bier 2010 Denmark

2010年度アカデミー賞最優秀外国映画賞受賞作品という事で見て来たこの映画、見ている時はすこしハラハラしますが、見終わった後余韻が残るという訳でもなく、まあこんなものかぁ〜という具合でした。台詞は上手く書かれてますが、全体のプロットが少し甘いかしら〜と。お話はデンマークの学校でいじめに遭うエリアス(12〜13歳)とエリアスを助けた母親を亡くしロンドンから故郷デンマークの学校に編入したクリスチャン、そしてこの2人の家族と各個人の前にはばかる死と憎しみの壁を扱った内容。舞台となる対照的なアフリカとデンマークの映像は美しかったです。内容的に少し前見た「The Tree of Life」と重なるものがあるのですが、こちらは監督の自己陶酔に陥る事なくドラマを通してテーマが描かれてました、フッーーー。「The Tree of Life」を見に行った友人が、劇場でだれかが堪え切れず笑い出して、それが引き金となり観客が一斉に笑い出したと言ってました、納得。

話はそれましたが最近「The Girl w/ Dragon Tatto」の大ヒットと共に北欧のサスペンス小説の人気が高まったような気がします。やはり夏があってないようなクラーイ国だからこそぞくぞくとするサスペンス小説が生まれるでしょうねぇ。

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