10 June 2012

Faust

Faust by Aleksandr Sokurov 2011 Russia

2011年ベニス映画祭の金獅子賞受賞作品。ソクーロフは好きな監督、「ファウスト」も好きな話しなのでかなりの期待度で行ったが100%以上の満足度だった。
ファウスト(ヨハネス・ツァイラー)が死体標本を作る過程でその死体の中に魂が見つけられない処から話しは始まる。映像が凄くグロテスクで迫力もの。ファウストの回りに登場する人物の実体が全く掴めない、美しくも醜くみな陽炎の様な描写。一体何次元の世界なのか???撮影はブリュノ・デルボネル。とにかくソクーロフは彼の解釈した「ファウスト」を見事に作り上げていた。

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