24 February 2014

Dallas Buyers Club

by Jean-Marc Vallee 2014 USA

オスカー男優賞の評判が高いマシュー・マコノヒー主演「ダラス・バイヤーズ・クラブ」。テキサス、ロデオ好きなカウボーイ、ロン(マシュー・マコノヒー)がHIV陽性と診断され余命わずかと宣言される。米国で認可されていない薬をメキシコから仕入れ「ダラス・バイヤーズ・クラブ」を始める実話である。

話しはキャラクター中心で至ってシンプルである為、俳優の力量が問われる作品。マコノヒーはこの役の為に20キロも減量したそうだ。この手の作品は俳優がオスカーなど演技で受賞しやすい作品なのであろう。ジュリア・ロバーツの「エレン・ブロコビッチ」やハル・ベリーの「チョコレート」やシャリーズ・セロンの「モンスター」、昔では「レイジング・ブル」のロバート・デニーロなど、話しがシンプルで登場人物の動きを追いやすいものが多い。

このマコノヒー、あまりにもグッド・ルッキング過ぎて今までイマイチ人間味が感じてこなかったというか出ている作品を見た事がなかった。またどうもマイケル・ファスビンダーやクリスチャン・ベールと似た系統でどちらかというとこの2人の方が軍配が上だったという事もある。いやはや、適役にあたると今までのイメージも一気に払拭出来るんだと納得。本人もテキサス出身だそうで見事にカーボーイ魂のHIV患者を演じ切っていた。

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