@Royal Opera House
作曲:Richard Wagner
指揮:Antonio Pappano
監督:Stephen Langridge
昨年末ロイヤル・オペラの新プロダクション、ワーグナーの「パルシファル」を鑑賞。前回観たMETの「パルシファル」はヨナス・カウフマンが断然よかったが、プロダクション自体があまりにも神懸かりすぎな演出だったので引いてしまった感有り。このスティーブン・ラングリッジ演出の舞台はどちらかというと普遍的な解釈で構成されていたので嫌悪感無く、又写真にある様舞台中央に設置された立方体オブジェを中心に演出された舞台を楽しむ事が出来た。Gurnemanz を歌ったRene Papeはいつもながら安定した歌唱、KundryのAngela Denoko、AmfortasのGerald Finley、ParsifalのSimon O'Neillもよし。しかしながらカウフマンの美しい容姿と歌声があまりにも印象に残っていたので、オニールのずんぐりむっくりのパルシファルもありかと思い聞かせながら見ていた次第だった。
2幕目は持病の目眩で気分が悪くなり、ラウンジで横になりながらモニターで見ていたのだが、モニター画面でみるこの立体的オブジェは2D平面的で舞台中央に巨大iPadが置かれていたように見えた。3幕目で又席にもどったのだが、舞台とモニターでみるのは全く違うと当然ながら実感した。
No comments:
Post a Comment