What Happened, Miss Simone? / ニーナ・シモン 魂の歌

by Liz Garbus 2015 USA

随分と時間が経ってしまったが、昨年Netflexに掲載さレタ直後に見たジャズ歌手ニーナ・シモンのドキュメンタリーがアカデミー賞のドキュメンタリー部門にノミネートされていた。かなりの頻度で聞いている「I Put a Spell on You」や「Feeling Good」など好きな歌手の一人だったが彼女のプライベートに関しては全くという程知らなかった。彼女は元々クラシック・ピアニストとしてトレーニングされ頭角を表していたが時代は公民権運動の前、差別によってキャリアを断念、その後クラブで歌ってたところを見いだされる。キャリアは順調に進むが黒人公民権運動を歌った曲がきっかけで業界から総スカンをくらい一気ににどん底に転落。一筋縄でいかない処もアーティストとして魅力的だ。

この作品はNetflex制作。主人公が興味深い事もあるがドキュメンタリーとして上手くまとまっていた。Netflex制作の作品は外れもあるが面白いものも多い。90年代のBBCドラマのリメイク政治ドラマ「ハウス・オブ・カード　野望の階段」、NYの刑務所に服役する事になったミドルクラスの女性の話しの「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック　塀の中の彼女達」、麻薬王パブロ・エスコバルのドラマ「ナルコス」、映画では「ビースト・オブ・ノー・ネーション」がなかなか面白かった。

アマゾン制作のドラマはイマイチ。Netflexでもアマゾン制作でもないが、最近ドラマ版「ファーゴ」とデンマーク／スェーデンのドラマ「ザ・ブリッジ」が終わってしまった。この２つはとても面白かった。現在は「ヤング・モンタルバーノ」を見てる。もうすぐ仏ドラマ「マルセイユ」も始まるのでとても楽しみだ。