13 August 2005

Il Conformista

NYにて
Il Conformista by Bernado Bertolucci 1970 Italy

脳裏にはVittorio Storaroのすばらし映像と体制順応への人間の内面の弱さと矛盾をついた内容がおぼろに残っていたが、約20年振りに再度感動。Marcello (Pierre Clementi)が過去のホモセクシュアリティーの経験に反抗しそしてファシスト体制に一致して行く。その過程を画面から発するエロティシズムを通して デカダンス的に描かれている。Dominique Sanda も妖艶で美しい。今までに感銘を受けた映画の一つである。

1 comment:

claudiacardinale said...

Commented by fukatsu at 2006-02-10 18:09 x
「暗殺の森」は、私もベストテンに入れたい映画です。ドミニクと白雉(これ変換ミス)白痴的美貌の妻との踊りは別格として酒場の一列になってのダンスシーン「灰とダイアモンド」の夜明けの酒場の、ショパン?に合わせた狂気乱舞と共通する陶酔的な効果がありますね。しかし「体制順応主義者」とは、何という愛想のない題じゃ。耳に痛い。

Commented by fukatsu at 2006-02-10 18:35 x
[灰とダイアモンド」の音楽はリストの「ハンガリアン舞曲」かな?

Commented by claudiacardinare at 2006-02-10 20:03
fukatsuさん、
「灰とダイアモンド」も素晴らしいですね。夜明けの酒場でかかっている音楽はちょっと覚えていないのですが、ラストで虫けらのように殺され壁を這いつくばるシーンは未だに脳裏に焼き付いてます。