26 December 2005

Good Night and Good Luck

Good Night and Good Luck by George Clooney 2005 USA

冷戦がピークを迎えている40〜50年代時、CBSのTVジャーナリストEdward Murrowとそのスタッフが報道するニューススタジオの舞台裏。白黒で撮られスタッフは皆タバコを吸いまくりスタジオ内は煙で白い。時代背景と報道をと らえる全体の空気がなかなかよく写実的に描かれていた。当時ハリウッドで赤狩りが、ちまたでは社会主義者が血祭りに挙げられていたが、この時代のアメリカ 史にうとい私はこの映画で報道される事件の詳細をあまり把握しておらず多少ながらフラストレーションを感じた。Edward Murrow は著名なTVジャーナリストなのでアメリカ人にとっては感情移入しやすいだろう。しかしながら巧みな演出によって時代の空気は強く感じられた。ジョージ・ クルーニーは味のある役者と私の好みなのだが、監督としての力量もなかなかのものである。

2 comments:

Anonymous said...

claudiacardinaleさん、こんばんわ。
思い出したのですが、この映画、2006年の9月に見ました。ブログ開始以前なので記事にしませんでしたが、好きでしたわ。ダンディズムとでもいうのでしょうか、時代の趨勢に逆らう勇気と知性、ジャーナリストはかくあるべしと思いました。もっとも、あの、当時はオシャレの小道具だったタバコは、マーローの命取りになったわけですが。

claudiacardinale said...

biancaさん、エドワード・マーロー役のD Straihairmはよかったですよね、彼がホント主役でした、この映画。私はどうも勉強不足でストーリーにはちょっとついていけなかった状態でした。もう一度見たらちがうのかしら。
タバコの煙だらけの画面はよかったけど、どうもジャズのシーンはいらなかったような気がします。