27 April 2006

The Cats of Mikiritani

The Cats of Mikiritani by Linda Hattendorf 2005 USA
トライベッカ・フィルムフェスティバル

友人がプロデュースしたドキュメンタリーがトライベッカフィルムフェスティバルのオフィシャルセレクションに入ったので見てきました。

撮影当時80歳NYソーホーに住むホームレスアーティスト日系アメリカ人Mikiritaniが911をきっかけにこのドキュメンタリー監督の家に居候す ることになる。米サクラメント生まれだが育ちは広島、20代の頃に家族に会いにそして日米アートを達成するためにサンフランシスコを訪れるが、その後日米 戦争が勃発し日本人強制収容所に送られた過去を持つ。戦後NYに移りアートをしながら当時2001年に至る。この監督と知り合いになった事により、戦時中 アメリカ国籍を剥奪そして後再授与された事の発覚、それにより福祉が受けられる事となりと第二次世界大戦から911までと過去から現在へと変わらぬ時代の 流れとMikiritaniの実は壮絶な経験が、監督の寛大な優しい目線から語られていた。とてもヘビーな政治色の強い内容であるにも関わらず、 Mikiritaniのユニークな性格そして全く逆の温かい表現の手法で、作り手の心が伝わってくる作品であった。

米PBSで今秋シーズン放送予定だそうですが、日本での公開予定は残念ながら未定だそうです。

今回のトライベッカフィルムフェスティバルでは「ユナイテッド93」のプレミアが話題になっていました。このThe Cats of Mikiritani でも911の映像が使われていて、私も当時丁度現場近くにいたので状況がフラッシュバックしましたが、911は米国だけでなく世界地域政治・外交において の顕著なターニングポイントだったと再度確認しました。

2 comments:

Anonymous said...

古い記事へのコメントでごめんなさい。
やっとみることができました。とっても良かったですね。ご友人がプロデュースされたとか・・・生意気なようですが、とても良い仕事されてますよね。
私のブログのコメントにも書きましたが、これからも素敵な映画の紹介ヨロシクです!楽しみにしてます。ありがとうございました。

claudiacardinale said...

JTさん、この作品色んな映画祭で評判がよく、色々と賞を受賞しています。友人の作品という事、プラス小粒ながらめだたないけどいい作品が注目を浴びるという事はうれしいですね。

これからもさぼらず映画の紹介していきます(汗)JTさんの的確な表現の批評も楽しみにしてますのでこちらこそよろしくです!