25 April 2006

Lohengrin

ローエングリン ワーグナー
Metropolitan Opera House

ワーグナーは多々あるオペラの中でも好みの作曲家。音楽では圧倒的陶酔感に浸れ、荒唐無稽のストーリーではなぜかしら人間の存在論を感じる事が出来る。又 ワーグナーは遊べる舞台で古典的でも斬新的でもいけるので、想像力を増幅させる作曲家である。今回のステージディレクションはRobert Wilson。モダンシンプルかつスタイリッシュな振り付けだった。知人によると第一幕は先週BAMでオープンしたWilson演出イプセンの"Peer Gynt"と殆ど同じだったそうだ。歌手はローエングリンにBen Heppner、エルザにKarita Mattila。Ben Heppnerは調子が悪かったのかいまいち迫力に欠けていた。これがたたったのか、全体としては面白かったが、どうもあと一歩感が感じられた。けど好き なワーグナーなので満足感はあった。

1 comment:

claudiacardinale said...

Commented by halfmoon81 at 2006-04-30 09:14
こんにちは。こちらに遊びにきました!
Metのオペラ、一度でいいから行ってみたいです。
私の友人で、NY駐在中にMetのオペラにはまり、いまだに東京から年何度か通っています。すごい情熱です。
ロイヤルオペラ、何度か行きましたが 夫と行くと二人で£300なので高いです、、、やはり割安感のあるクラシックコンサートに足が向いてしまいます。私はイタリアオペラが好きなのですが、このローエングリンは興味があるのでチャンスがあったら行きたいです。
ところで ヴィスコンティ、お好きですか。映画評、これからも楽しみにしています。

Commented by claudiacardinare at 2006-04-30 11:57
halfmoon81さん、こちらに遊びに来ていただきありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします。ホント、ロイヤルオペラは高いですよね、頻繁に行けないのが残念です。ビスコンティは好きな監督の一人です。彼の作品「ルードイッヒ」ではワーグナーも出てます。ワーグナーとルードイッヒがノイバンシュタイン城で出会うシーンはいくらビスコンティでもあまりにもナルシストすぎて笑えます。ご覧になられましたか?

Commented by halfmoon81 at 2006-05-03 23:01
ビスコンティの映画はほとんど見ています。
ルードイッヒも好きな映画ですが、ワーグナーと出会うシーンは覚えていませんでした。今年、このお城に行く予定なのでDVDで また見てみたい映画です!