10 July 2006

Turandot

Turandot by Puccini
Royal Opera House

冷酷美貌を誇る中国のお姫様テューランドット、彼女への求婚者は後を絶たないが彼女と結婚するには3つの難題を解かなくてはならず、もし一つでも間違うとそ の場で処刑されてしまう。一目惚れで恋の亡者となった男(カラフ)はその難題に立ち向かうが、見事にクリアーしてしまう。この事実をかたくなに拒むテュー ランドットの為に明け方までにカラフは自分の名を明かす事が出来たらその場で死を受け入れると誓う。最後にテューランドットは彼の名をカラフ自身から知ら される事になり、それによりカラフは死を受け入れようとするがそこで凍り付いた心を戻したテューランドットはカラフの愛を受け入れる。ハッピーエンド!と 言いたいがう〜んこれはどうも恋に落ちて盲目となった犬の様な男が他を顧みず女を追いかける、といった方がいい内容だけど、 やっぱりプッチーニの素敵な音楽が加わるとあらっ昼メロがオペラに変わってしまう。監督のAndrei Serbanの演出はどうもありきたりの域からぬけだせていないというかとっても通常的な舞台だった。カラフ役にはBen Heppner、テューランドットにはGeorgina Lukacs、そしてマリアカラスで有名だったリュウにはElena Kelessidi。どうもCDでホセ・クーラのカラフを聞き込んでいるのがたたったようで全体のスピードが遅く感じてしまった。

1990年のワールドカップがイタリアで開催された時BBCがテューランドットの「Nessun Dorma」をテーマ曲にしていたらしくイギリス人にとっては「Nessun Dorma」=ワールドカップだそう。(ほんとなんでしょうかねー???)多分日本だと「Nessun Dorma」=フィギュアーの荒川選手なんでしょうね。観劇の直後から翌日と家の相棒は「Nessun Dorma」の鼻歌を四六時中奏で、翌朝からCDを1日中聞かされ、Turandotは好きなオペラですが十分!という程聞いたのでちょっとの間はプッ チーニから遠ざかっていたい気分です。

話はがらりと変わりますが、George Clinton, Funkadelic, P-Funkとファンクの大御所のステージがロンドンのアポロであることを発見。(アポロシアターはここでもあった)最後に彼らオールスターのステージを 見たのは15年前近くNYで。その時でもすでにあらっ結構年寄りになってんじゃん!って感じたので今見たらどうなんでしょう。突然ぎっくり腰でステージか ら落っこちないといいんですけど・・・(たしかジェームス・ブラウンがふらついた足で例のステップをしようとして転けたと最近新聞に書いてあったような) やっぱり60年代ファンクのイメージを大切にしておく為に観に行かない方がいいのかしら・・・

1 comment:

claudiacardinale said...

Commented by Bianca at 2006-07-12 23:16 x
ナニ相棒? CCさん、港・港にそんな人が控えているのですか。
下司の勘ぐりですって? 大変失礼いたしました。

Commented by claudiacardinare at 2006-07-13 00:24
biancaさん、だったらさいこー!!なんですけどねぇ〜。まあ人生そうも上手く行きませんよねぇ。テューランドットみたいなお姫様になりたいですよね。

Commented by Count_Basie_Band at 2006-07-25 15:35
CC様
「Nessun Dorma」は日本でテレビを見る人々のために選ばれた曲であり、したがって先週のThe Openでも流れると信じておりました(笑)。

Commented by claudiacardinare at 2006-07-28 00:02
CBさん、「Nessun Dorma」とのんびりとしたゴルフコースの組み合わせ、とてもドラマチックですね。(笑)