28 August 2007

The Bride Wore Black

The Bride Wore Black by Francois Truffaut 1968 France


トリュフォー監督スリラー、ジャンヌ・モロー主演「黒衣の花嫁」を見た。当時ジャンヌ・モローは40代前半、ちょっと老けて来たかなぁ、この役には多少厳しい?と思いながらも結構面白い作品であった。

原作はWilliam Irish(Cornell Woolrich)。ジャンヌ・モロー演ずるジュリーが次々と男性5人(
クロード・リーシュ、ミシェル・ブーケ、ミシェル・ロンスダール、シャルル・デネル、ダニエル・ブーランジェ)を殺害していく。彼らの友人であったコーレイ(ジャン=クロード・ブリアリ)の記憶よってジュリーは逮捕される。そして次第に彼女の殺害動機が明らかにされる。



ジャンヌ・モローというと「死刑台のエレベーター」。殺人に加担する女性を演じると、こうなんとなくしっくりきてダークな部分を上手く感じさせてくれる。この「黒衣の花嫁」も復讐を誓うミステリアスな恐ろしい女性が板についていた。彼女の官能的な顔が危険な女を演じさせるといいのでしょうか。
最近では「ニキータ」や「ぼくを葬る」で出演してましたが、官能的な部分はまったく衰えてませんでした。

この作品、60年代のファッションやインテリアなど他の部分でも楽しませて頂きました。上の写真をみても、いやーやっぱりモローはいいですねぇ。



どうしても見たいという作品がないのかどうも劇場から足が遠のいてしてまっているこの頃ですが、友人がマット・デイモン主演の「The Bourne Ultimatum」をみると007が子供に見えると絶賛していたのでちょっと近いうちに見てきます。

6 comments:

Anonymous said...

ジャンヌ・モローって、ものすごく目に力がある女優ですよね。
それだけではないと思いますが、
歳を重ねても魅力的な理由のひとつなのでしょうかねぇ~
この映画は見ていませんが、
ニキータ(L・ベッソンの作品では最も好きです)で女らしさを教育する役、僕を葬るの祖母の役、
どちらも場が締まる感じがするのは彼女の存在感でしょう。

"The Bourne Ultimatum",
シリアスですが、アイデンティティとスプレマシーとも展開が速くてなかなか面白かったです。
アルティメットも是非映画館で見たいですよ!

claudiacardinale said...

JTさん、「場が締まる感じ」とは的確な表現です!!やっぱりあの目で見つめられるとゾゾッとするのでしょうかねぇ。だから男性もフラッと犯罪に引き込まれるのでしょうか。

目が印象的な女優って、モニカ・ビッティ、エヌーク・アーメ、京マチコ、あらっ好みの女優になってしまいました。目というのは心をとらえるんですね。

DVDで「アイデンティティ」と「スプレマシー」借りてみてみます。

Anonymous said...

ccさん、暑さ忘れには好選択ですね。ジャンヌ・モローも40才と言うと、老いの兆しは防げませんか。BBもそうですが、フランスの女優はあまり老化に抵抗をしない傾向がありますよね。自然を重んじると言うか。まあ、ジャンヌ・モローの場合は「雨のしのび逢い」の時(32歳くらい)既に、腰のあたりがムッチリしてるのを感じましたから、無理もないかと思います。それに勝るものを十分持っているし、コンセルヴァトワールの優等生の自負も支えているのでしょう。ちなみに、この「黒衣の花嫁」は、同じ殺人でも、設定が単純すぎて、人間の悪をえぐるような深さが無く、役不足に思えました。マルゴさんも2月にこれをアップしていましたね。

claudiacardinale said...

biancaさん、こちらは冷夏でホント寒い毎日です。ああ8月もこれで終わりとは・・・。

仏女優って老化にこだわる人がすくないですね。シャルロット・ランプリング、今でも素敵ですしね。(彼女はイギリス人かぁ)カトリーヌ・ドヌーブの冷蔵庫は色んなコスメで満杯だそうです。なんかのインタビュー記事にありました。彼女は整形してると思いますけど。小悪魔ミューズのバルドーは自然体派ですよね。ハリウッドと比べると雲泥の差。ハリウッド女優でなにもしていない人って一体だれだろう???シャロン・ストーンは整形していないと自負していますけど、どうなんでしょう?

確かにこの作品、設定はかなり単純でした。ほとんどコメディーに近い内容。60年代キッチュな背景で、まあこれはこんなもんなんだろうと思いながら見てました。

Anonymous said...

CCさん、こんばんは!
ジャンヌ・モロー大好きです!
80才になっても妖艶ですね彼女は....
数年前のフランス映画祭で生ジャンヌを見ました。人、人、人だったので抱えられるように歩いている姿はbasanでしたが、ジャンヌさんに駆け寄って“素晴らしい映画をありがとう!”と言った所、なんと私の手を
握って感謝を表してくれまして、ファンを大切にする素敵な女性だなぁと感動した覚えがありますの。

殺人が絡むと俄然素敵になるジャンヌ...「死刑台のエレベーター」のジャンヌも素晴らしいですね!
近年の「ニキータ」も「ぼくを葬る」の彼女も素敵でしたわ。

claudiacardinale said...

マルゴさま、すごい!ジャンヌ・モローに話しかけて手を握ってお話までしたとは!!!その経験、貴重です。そういえばフランス映画祭でカトリーヌ・ドヌーブもご覧になったはずですよね?フランス映画祭って貴重ですねぇ。私も機会があったら是非行きたいです。