14 August 2008

Sex and the City

Sex and the City by Michael Patrick King 2008 USA

なにかとファッションが先攻で話題となっていたHBOドラマの映画版「Sex and the City」、近所の映画館の最終日に駆け込みで見てきた。批評ではイマイチなのが多いが、なにかと面白く笑わせてくれた。TVシリーズではThirty Something でがんばってきたこの4人、この映画では40代に突入しなにかと大人となっていました。

Vogueマガジンのエディターとなったキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)、中国から養子を得たシャルロット(クリスティン・デイビス)、ブルックリン住人となって息子と旦那スティーブ(デイビッド・エイゲンバーグ)と痴呆症の義母と住む弁護士ミランダ(シンシア・ニクソン)、ボーイフレンドで役者のスミス(ジェイソン・ルイス)のマネージメントの為にロスに移り住んだサマンサ(キム・カテラル)の4人。キャリーは長年の波瀾万丈のボーイフレンドことMr. Big(クリス・ノース)と婚約、結婚式を控える。一方ミランダはスティーブの浮気が発覚し別居状態。そしてシャルロットは念願の妊娠、自由奔放のサマンサはスミスと一緒に生活する事に対して束縛感を感じ始める。でいろいろとドラマが起こるのであるが・・・。


まあTVシリーズの時に比べて、映画では皆それなりに歳をとって大人になったので昔に比べてドタバタ劇というより地に足がついたという、人生劇感が強くなっていました。まあ40になったんだから当然でしょ、といえばそうなのすが、けどあのスパイスとユーモアのあるダイオローグはまだまだ嫌みなく健在でした。一つ残念なのが最低な男であったMr. Bigのキャラが、お話の中では最低な事をやらかすのですが、しかしながらキャラクター自体がかなりスローダウンしていた処。やっぱり嫌み男は、嫌み男なりのキャラをキープしていてほしかった。その点自由奔放のサマンサのキャラは抑制した生活をしていながらも根本的には健在だったのはよかった。やっぱりこのドラマのいい処はキャラクター設定の豊かさでしたからね。

この話、どうも4人の年代設定が私とほぼ同じなので、派手に自由奔放に生活していた年代から今にかけての移り変わりというのが結構共感出来る要素が多いのです。(今落ち着いているの?と言われれば???ですが・・・)また同じく長年NYCに住んでいたという事もあり、なんとなくレミニシェントな感覚もありました。まあ実際にあんなに派手にファッションを着飾っている女性はNYではいませんけどね。TVでヒットしていた頃よく他の都市の人から「NYってあんなド派手なファッションしてるの?」とよく聞かれました。あれは完璧にコスチューム・デザイナーのパトリシア・フィールドの手腕です。昔80年代に彼女はクラブキッズ御用達のブティックをダウンタウン8丁目に構えてました。ああ懐かし〜〜〜。という事で個人的にはこの作品結構楽しまさせて頂きました。けど男性がみてもあまり面白くないんでしょうね、多分。

8 comments:

Anonymous said...

CCさん、オリンピック見ていますか?
この映画は珍しくわが町にもやって来る予定なので、楽しみにしてます。

claudiacardinale said...

biancaさん、こんばんは。今回のオリンピック珍しくイギリス勢がんばっているようです。国によってオリンピク中継特色があります。アメリカはアメリカ人選手しか映さないし、イギリスではアメリカでは見なかった種目ライフルとか乗馬なんかがよく放映されてます。お国柄が出ますよね。日本は如何ですか?

では「Sex in the City」ビアンカさんの感想お待ちしてますね!

Anonymous said...

こんばんは!
見て来ました!
思っていたよりナイスな映画でしたね。
4人のファンションはホントに素敵でしたわ。
NYでロケしたようですが、リムジンから降りてキャリーとビッグがもめるシーンは、それらを舗道の観客が見ている映像がもろに映っていて面白かったです。
S.J.パーカーの履く靴はお洒落でしたが、すっごいピン・ヒールで...あれで歩いてよくひっくり返らないなぁ?と驚きであります。
さてオリンピック終わりましたね。
次回のロンドン大会、オリンピック見物がてらまたUKに行きたいなぁ!!なんて思っております。
あくまでも希望ですが...

claudiacardinale said...

margotさん、こんばんは。ホントあんなピンヒール履いて歩くのは凄いですよね。私も何足かピンヒール持ってますけど、現場についたら履き替える派です。あんなのやってられない・・・。といいつつ多くの女性はがんばって通常履いてるからこれは拍手ものです!!この間なんかの雑誌でヒールをはく女性の足の悩み特集を読みましたが、結構血の滲む努力を皆さんしてらっしゃいました。

Anonymous said...

私も見てきました!テレビ版、全部見ていたので、彼らのぶつかる壁に私も見ながらつらくなったり・・・

映画としてどうか、というよりも会話が面白くて、一人で劇場で笑ってしまいました。

男性はあまり見ないかもしれませんねえ。日本のパンフレットでは男性芸能人が何人か、「見るべき」とは書いていたけど・・・ファッション誌で、モデルのshihoが「あんなひどいことを男性にいって・・・」とあって、映画を見た今、どこがひどいのか思い出せずにいます(笑)

claudiacardinale said...

jadorelethe さん、
「どこがひどいのか思い出せずにいます」
思わず私も笑ってしまいました。確かにこの映画って見る人によって違うんでしょうね。ハイ、私も一体どこで酷い事を言ってるのかしら?と思い出せません。(笑)世界各国、感想が違ってくるんでしょうね、妙な部分は同じ意見だったりしてと、結構面白い統計が出てくるのかもしれません。

Anonymous said...

CCさん、閉会式で英国の予告を見ましたが、素敵でしたね。中国とは違い自由でのびのびしたオリンピックになりそうです。日本は色んな種目でひ弱さを暴露してしまいました。
映画を見ました。ドラマ未見で、大都会にもファッションにもあまり興味のない私にはご想像つくでしょうがイマイチでした。
キャリーの顔は好きなタイプだけど、明らかに男性心理に疎く、半年たって誤りに気づいてハッピー・エンド、ふつうの人は半年も待たず、初めからそうするのじゃないかな。それにしてもドラマが、全部貸し出し中なので、横にあった「Lの世界」を借りて来ました。こちらはなかなか面白そうです。前とダブったら、前を消してね。

claudiacardinale said...

biancaさん、こんにちわ。オリンピックの閉会式見逃しました。素敵だったんですね。中国とは違ってド派手ではなく、エコロジーなどを心がけたオリンピックとなると聞いてます。イギリスらしいといえばイギリスらしいです。

「Lの世界」面白そうですね。私未見です。そういえば友人が、タイトルを忘れてしまったのですが・・・グレン・クローズが弁護士で主演のドラマが面白いといってはまってました。