24 February 2010

Crazy Heart

Crazy Heart by Scott Cooper 2009 USA

アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされているジェフ・ブリッジスと助演女優賞ノミネートのマギー・ジーレンホールが出ているCrazy Heart、なかなかこの2人の好演が楽しめました。昨年の話題作ミッキー・ローク主演の「レスラー」と似通ったものが感じられる作品でもあります。旬を過ぎ老齢近くなったレスラーと同じく、Crazy Heartも60近くなったカントリーシンガーのre-bornという内容。

マイナーながらレジェンドと言われる60歳手前のカントリーシンガーBad Blake(ジェフ・ブリッジス)、人生の殆どがツアー回り、3回の離婚、チェーンスモーカー、アルコール依存症で一文無し状態の女好き。ツアーを続ける生活といいながらも会場はBクラス以下で医者にはこの調子で生活していると近いうちに死ぬと宣告されながらも、一方おなかがぽっこりと出て脂ぎった容姿でも女性にはもてる。キャリアも人生もほぼ底をついたBak Blake、ライブで訪れたサンタフェで新聞記者のジェーン(マギー・ジーレンホール)に出会う。歳の差がありながらも2人は惹かれ合う・・・。

ジェフ・ブリッジスは歌えるんですねぇ、いい感じでカントリーソングを奏でていました。又女好きで歌う事しか残っていないアル中のカントリーシンガーという役がとってもしっくりきていました。このBad Blakeの元ツアーパートナー現在売れっ子歌手のトミーをコリン・ファレルが演じてたのですが彼も歌えます。彼はアイルランド人ですが米カントリーミュージシャンなんていう役で初めは?と違和感がありましたが(多分私だけなんでしょうか?)やはり役者ですねぇ、見ているうちにすっかりと忘れていました。雑誌などでマギー・ジーレンホールは見てましたが実際に映画で見るのは初めて、個性的俳優と感じてましたがその通りでした。そういえばあと一人、ロバート・デュバルも写真の通り恰幅のいい親父で出てました。

イギリスのオスカーBAFTAで最優秀男優賞では「シングル・マン」のコリン・ファースが受賞してましたが、やはりアメリカでのオスカーではジェフ・ブリッジスなんでしょうね。そう、この「シングルマン」は見てこなくては!!元グッチのデザイナー、トム・フォードの監督作品です。主演女優賞はBAFTAでは新人のキャリー・マリガンでしたが、これもアメリカではサンドラ・ブロックでしょうね。助演男優賞は絶対に「イングロリアス・バスターズ」のクリストフ・ウォルツ、助演女優賞は「プレシャス」のモニークです!!最優秀作品賞と監督賞は「ハード・ロッカー」とその監督のキャサリン・ビジェローが私の予測です、というか希望です。

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