28 September 2010

Caterpiller

キャタピラー by 若松孝二 2010 Japan

東京に来て以来雨ばかりの毎日。真夏日を期待していたのに大きく裏切られ毎日肌寒いくらいです。今回の滞在で楽しみにしていた「キャタピラー」早速見てきました。うーっっっっ、どうなんだろう、映画自体は複雑な感想ですが、寺島しのぶはすばらしい。送還されてきた夫への複雑で蔑んだ、なにこれっーと嫌がる目線がなんともいえなく、女優という枠を超えてこんな表情が出来る役者は天下一品です。「Boys don't Cry」で白熱演技したヒラリー・スワンクを思い出させます。

個人的には、物語の一環として見せるドキュメンタリーの部分の比重を逆にしてしまえばよかったのにと。ドキュメンタリーを土台としてこの軍神になってしまった夫婦の話を入れ込んだ方が、戦争とはこんなもんだというメッセージが強くでたような気がします。どうなんでしょう、監督が狙ったのはどんな状況においても生きるというすざましい生命力を描きたかったのでしょうか。このテーマが色々と重なりすぎて作品自体は複雑に感じてしまった次第です。

2 comments:

Bianca said...

CCさん、東京が意外にも寒々としていたとのこと、お気の毒です。きょうあたりは恢復したでしょうか?ところでこの「キャタピラー」松江では見られないので、いつか又見ようと思います。

claudiacardinale said...

ビアンカさん、こんばんは!なんか日本はまた暑いそうですね。こちらロンドンに数日前に戻ったのですが、冬でした・・・。キャタピラー是非ご覧になって下さい、ビアンカさんのコメントが楽しみです!!