13 November 2010

The Clock

The Clock by Christian Marclay @ White Cube

White Cubeギャラリーで展示されている「The Clock」、最終日にやっとを見てきました。この「The Clock」は古今東西幾千とある映画の中で使われている時計や時間のシークエンスを集め、24時間実際の時間の流れとシンクさせシーンをつなぎ合わせた実験映像です。


映画の中で使われる時間のシークエンスは実に多いもので、時計実物クローズアップ、腕時計を見る、電話や人を待っていて時計にパン、朝寝ている横にある時計、時間がないとけんかしているカップルの後ろに見える時計、事件爆弾の時計、合図の時間、ただ単にバックグランドに映っている時計、もうこんな時間と急ぐ台詞などなど時間というのは映画の中では必然要素。

つぎはぎされている各シーンは、あっこの映画だ!とか、おージャック・ニコルソンだ!ジャン・ピエール・レオだ〜、この映像すごく古くないか〜と楽しく見れ、またストーリー性はないのですが、なにかしら12時前には焦っているシーンが集められ、なんでもない2時23分とかではのんびり調の時計のシーンがありと、次はなんだろうとなんとなく長々見てしまうのです。さすが24時間ぶっつづけでは見られずお腹がすいてきた頃には出て来てしまったのですが・・・。また人の行動は面白いもので、超満員の会場に置かれたソファーに人々は腰掛けたり床に座ったりも壁もたれたりして見ており、人の動きは入場してくる人が殆どだったのですが、きりのいい時間になると多くの人が席を起っていました。無意識的に時間がもたらす心理的作用というのは多くの人間に共通してるのですね。

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