9 January 2012

The Artist

The Artist by Michael Hazanavicius 2011 France

オスカーの下馬評が高い「ジ・アーティスト」、ゴールデングローブでも多くノミネートされている。白黒そして無声映画と一般へのアピールはイマイチと思いきや劇場は超満員。しかしながら若い世代はあまり見られず観客の年齢層は高かった。白黒無声映画のコケティッシュな安堵感、シンプルながらもホロッと涙してしまうお話、そして名優/名作を連想させる数々のシーンが混じりこの作品はアイディアもの。

1927年無声映画時代のハリウッド、人気俳優ジョージ・バレンタイン(ジャン・ジュダルジャン)のプレミアで偶然にも一緒に写真を撮られる駆け出しダンサー/女優ペッピー・ミラー(ベレニス・ベジョ)。時はいつしか流れ無声からトーキーへと移ると共にジョージの人気が斜陽化する。

「時計仕掛けのオレンジ」や「カリギュラ」のマルコム・マクダウェルが一瞬出ている。若き頃のあまりにもクレージーな役のイメージが焼き付いているが勿論この作品ではお年のバトラー役だった。監督が彼のファンだったのだろうか?


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