27 October 2012

アウトレイジ ビヨンド

Outrage Beyond by Takeshi Kitano 2012 Japan

東京滞在中、北野武の新作「アウトレイジ ビヨンド」が公開されていたので見る事が出来た。2010年製作「アウトレイジ」の続編。「アウトレイジ」は見ていなかったが全く問題なく話しに着いて行けた。たけしの映画はパリで見た「Zatoichi」以来。ノスタルジアなど他の要素が入ると「Dolls」や「監督、万歳!」など目も当てられないのが多いが、任侠物はお手の物という感じで上手い!!武節炸裂だった。脚本もたけし本人。

三浦友和演じる加藤が率いる関東の暴力団山王会の勢力があまりにも強くなり、関西勢力の花菱会との権力闘争を起こす、それに便乗する刑事片岡。だれが一番の悪者なのか?がこの映画のテーマ。

花菱会若頭の西野を演じた西田敏行、刑事片岡を演じた小日向文世、山王会の切れまくる若頭石原を演じた加瀬亮と脇役陣の力強さが際立っていた。たけし演じる大友は役というよりもたけしというキャラで受け入れる事が出来る。残念なのは山王会会長の加藤を演じた三浦友和、いい役者だと思うがどうもいい人の部分が抜けなく信憑性に欠いていた。

久々に楽しめた北野武の作品だった。

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