
ドニ・ラヴァン演じるムッシュー・オスカー、彼の仕事は役者である、楽屋であるホワイトリムジンに乗って現場に出向き一演技打つ。それは乞食の老婆であったり、発狂者であったり、殺人者であったりと、観客の目であるカメラが追う。何が現実で何が芝居なのか?ムッシュー・オスカーは実在人物ではなくメタファー的なものなのか?と見ている間に思考を巡らせるが結局分からないままである。映像的にも面白かった。発狂者が墓地に出没し暴れ始めるシーンでは懐かしい東宝のゴジラの曲がバックグラウンドに使われてここにはかなり笑えた。
レオス・カラックス、奇妙な作品が多いがどうもこう達成感、完成に至って居ないものが多い気がする、まあこれが彼の作品の魅力といえば魅力なのかもしれない。
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