30 September 2015

And God Created Woman / 素直な悪女

Directed by Roger Vadim 1956 France

未稿の映画とオペラが溜まりにたまってしまった。一時期ブリジット・バルドーにハマっていくつかたて続けに見た。10代に見て以来の「素直な悪女」、いつみてもバルドーの魅力は色褪せない。この作品でブリジッド・バルドーは一躍セックスシンボルとしてスターとなる。夫のロジェ・ヴァディムが監督。

18歳の孤児ジュリエット(バルドー)はそのはちきれんばかりのセックスアピールと奔放な性格でサン・トロペではあばずれとして扱われるが魅了される男性は後を絶たない。孤児院に戻されそうになるジュリエットを救うためにエリック(クルト・ユルゲンス)はジュリエットと結婚する。一方ジュリエットはエリックの兄アントワーヌ(ジャン・ルイ・トランティニャン)と出来てしまうが‥。

ブリジット・バルドーの最高の適役、彼女の魅力が全面に押し出されている。サン・トロペの灼熱の夏の太陽の下でバルドーが全裸で横たわる姿の冒頭シーンはあまりにも有名。カミュの「異邦人」といい映画「太陽がいっぱい」といい太陽の眩しさと精神の狂気というのはどうも似合うものがある。

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