Where to Invade Next / マイケル・ムーアの世界戦略のすすめ

By Michael Moore 2016 USA

マイケル・ムーアの新作「Where to Invade Next」、アメリカでは考えられない社会制度を探しにヨーロッパ各国をマイケル・ムーアが旅する。イタリアでは有給休暇３週間、新婚旅行有給１週間、一年１２ヶ月の給料プラス１ヶ月分の追加給料支給、出産有給６ヶ月と、幸せに働く為には十分な休息とそれに必要なお金を現実とした制度に驚くマイケル・ムーア。フランスでは小学校のフルコースの給食、ノルウェーでのアメリカとは全く正反対な人権を重視した刑務所制度、ドイツの過去の過ちを受け入れ次に続ける教育制度、１日３時間の学校教育のスェーデンとマイケル・ムーアは完全にノックアウト。まあ偏った視点から見たヨーロッパの社会制度で現実的には財政難に陥るなど負の部分はかなり大きいが、マイケル・ムーアはこのドキュメンタリーではあくまでも明るいサイドだけ追求と本人が明らかにしている。相変わらずのコメディータッチで大笑いさせてもらった。