4 June 2016

Death of Scoundrel / 悪党の死

by Charles Martin 1956 USA

第二次世界大戦後、恋人と兄に裏切られたチェコスロバキア人サボラーン(ジョージ・サンダース)が新天地を求めNYに到着。移民局でサボラーンが入国手続き中、ビジネスマンが落とした財布を猫ばばするケリー(イボン・デ・カーロ)を目撃。サボラーンはケリーからこの財布を騙しとる。財布に同封されていた支払保証小切手を元に不正株取引で大もうけするサボラーン、株取引所で知り合った大富豪未亡人ライアン夫人(ザ・ザ・ガボー)を騙し、大成功の投資家の路をまっしぐら、頂点に立つが、一つ歯車が狂い負のスパイラルへと落ちて行く。

マイケル・ダグラス演じるゴードン・ゲッコーの有名な台詞「Greed is good / 強慾は善だ」で有名な「ウォール街」やデカプリオ主演の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」などこの類いの主人公の映画は多いが、現実でもこの手の話しは多い。最近ではポンジースキムで捕まったバーナード・L・マドフ。金融題材のコメディーで真っ先に頭に浮かぶのはエディー・マーフィーとダン・アクロイドの「大逆転」。多くのドラマを生む金融というのは特殊な人生劇場だ。

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