8 October 2019

Agrippina / アグリッピナ

@ Royal Opera House
作曲 : George Frideric Handel
指揮 : Maxim Emelyanychev
演出 : Barrie Kosky

ヘンデルのオペラ「アグリッピナ」、 Barrie Kosky演出の新プロダクション。Barrie Koskyといえば2017年のプロダクション「カルメン」は全く受け付けなかったが、今回の「アグリッピナ」はお笑いドタバタだが美しく仕上がっておりかなり面白い舞台であった。舞台セットは現代的で無機質な2階建ヤグラが組んであり、それが回転、見開きするというシンプルなものだったが、これが素晴らしい出来。
カウンターテナーでNeroneを歌ったFranco FagioliとOttoneを歌ったIestyn Daviesの2人は文句なし。Agrippinaを歌ったJoyce Didonatoの演技力はなかなか。
指揮はスコットランド室内管弦楽団の首席指揮者Maxim Emelynchev、若干31歳。髪の毛を振り乱して全力で棒を降っていた。全てがポジティブで一体となったいい舞台であった。

No comments: