@ Royal Opera House
作曲 : Giuseppe Verdi
指揮 : Henrik Nanasi
演出 : Elijah Moshinsky
14世紀半ばのイタリア・ジェノバ。ジェノバ総督であるシモン・ボッカネグラ、そして許されぬ恋の相手マリアとの間に生まれたが、それ以降行方が分からなくなっていた娘アメリーア、この父と娘を巡るベルディのダークオペラ。バリトンとバスが歌手陣を占める。久々にみるトラディショナル色の強い正統派な舞台演出だったので、逆にどことなく新鮮な感じ。初日だったからかもしれないが、出だしはイマイチ乗り切らないスロー感があったが、シモン・ボッカネグラを歌ったバリトンのCarlos Alvarezが出てきてから全体に勢いが良くなる。どうも馴染めなかったのがシモンの宿敵フィエスコを歌ったFerruccio Furlanetto、またアメーリアのHrachuhi Bassenz、パオロ ・アルビアーニのMark Ruckerもイマイチ輝きが感じられず、歌手陣は地味なもであった。
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