@ Royal Opera House
作曲 : Benjamin Britten
演出 : Beborah Warner
指揮 : Ivor Bolton
1951年初めてロイヤル・オペラで初演されたベンジャミン・ブリテンのオペラ「ビリー・バッド」は今回約20年振り。デボラ・ワーナー演出2016年マドリッドのテアトロ・レアルで上演されたプロダクションである。インドミタブル巡洋戦艦に乗船する船員ビリー・バッドを巡る話。艦長ベーレを歌ったトビー・スペンスを初め歌手陣はなかなか。またプロダクション自体出始めはスローンがらも嫌味のない素晴らしい演出。特にセットが息をのむほどに美しかった。キャストが全員男性、船乗り、そして海軍制服のためか、観客は普段よりは多くのゲイカップルがいたように見えた。やはりオペラは進化系で奇想天外な演出も時には必要なのだろうが、このビリー・バッドのようなシンプルながら実は複雑でしかも美しい舞台が音楽と共に楽しめると実感した次第だ。
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