12 February 2006

Walk the Line

Walk the Line by James Mangold 2005 USA

カントリーミュージックの伝説ジョニー・キャシュのバイオグラフィー。内容自体はポートレートというだけで特別に強力なものはないがヨアキン・フェニックス とリーズ・ウェザースプーンの演技でこの映画はかなり楽しめた。特にヨアキン・フェニックス、かれの演技には初めからグイグイと引き込まれるものがあっ た。「カポーティ」のホフマンも相当よかったがヨアキンも相当なもの、これはオスカーで一騎打ち、面白くなりそう。リーズ・ウェザースプーンは賞を総なめ しているがそこまで印象には残らなかったが堅実な存在感はあった。刑務所のジョニー・キャッシュのライブシーンは迫力があり思わず画面の囚人と一緒に歓喜 をあげそうになったがふっと気がつけばここはロンドン、NYの映画館とはちがい皆礼儀正しい方々と思いおとなしくしていた。アメリカ以外ではあまり知られ ていないがカントリーミュージックのマーケットはソウル、ロックなどに比べ物にならないくらいにでかい。カントリーミュージックはやっぱり歌詞が命、都会 で聞くと???といまいちだがトウモロコシ畑だらけの田舎にいくとしっくりくる。ジョニー・キャシュの歌詞はダークで結構いい。まあエンターテイメント映 画として充分楽しませてもらった。

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