5 October 2007

Singin'in the Rain

雨に歌えば by Stanley Donen & Gene Kelly 1952 USA


I'm singing in the rain, Just singin' in the rain, What a glorious feeling I'm happy again

と聞くと直ぐにスタンリー・キューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」を思い起こしてしまうのは私だけでしょうか?久々に「雨に歌えば」を見ました。いやー、いつ見てもこのミュージカルはハッピーにさせてくれます。



ドン(ジーン・ケリー)とコスモ(ドナルド・オカーナー)は幼なじみ。芸が達者で映画スタジオでサイレント映画の演奏家として雇われる。そこからドンはスタントマンとして役者の道へ、そして花形スターとして成功する。時はちょうどサイレンとからトーキーへ変換。ドンとペアーで花形女優のリナ(ジーン・ヘーガン)は映りはいいが喋らすと最悪。
この2人の初トーキー主演映画を救う為にコスモとドンの恋人、無名本格派女優キャッシー(デビー・レイノルズ)は口パク作戦へと乗り出す。

あまりにも有名なジーン・ケリーの「雨に歌えば」の雨の路上シーンはやっぱり最高。またジーン・ケリー、ドナルド・オカーナー、デビー・レイノルズのダンスシーンもすごい!凄いという言葉以外どう言っていいのかしら?
プロデューサーのアーサー・フリードもこれまたミュージカルの金字塔のような人。「雨に歌えば」の作詞は勿論「巴里のアメリカ人」や「Gigi」など製作してます。

1930−40年代のジュディー・ガーランドとフレッド・アステアーからはじまりジーン・ケリーのやジンジャー・ロジャースなどハリウッド・ミュージカル黄金期は多くの偉大なエンターテイナーを生み出した。TVに乗っ取られる前のこの頃のハリウッドは凄かったんでしょうね。このミュージカルを見ていると後のミュージカル、ボブ・フォッシーなんかへの歴史が感じられます。

4 comments:

Anonymous said...

CCさん、こんばんは!
ちょっと前にwowowで放映されていた“ウディ・アレンの 重罪と軽罪”で、アレン演じる売れない監督がこの“雨に歌えば”を何度も、何度も見たと言うシーンがありましたわ。
これってやはり凄い名作なのでしょうね?
ジーン・ケリーはもちろんですが、デビー・レイノルズが上手いなぁなんて思った作品でしたわ。

数年前BSで放映された、著名なケリー&アステアの映画を何本も見ましたが、二人のダンスはすばらしいですね!
とにかくあの二人は文句無しにエンターテーナーだと思います。

claudiacardinale said...

マルゴ嬢、ホントですよね、あれだけ歌えて踊れて、プラス振り付けまでしてるんですから、ザッツ・エンターテイナーですよね。
久々に見たんですけど、翌日まで「Good Moring, good morning」と歌いながらついつい踊ってました。翌日仕事も気分よく出来ました。うーん、やっぱりいい映画だわ〜。
それにしてもWow WowやBSはいいですね、いつもいい映画をしている、羨ましい〜〜〜デス。

Anonymous said...

こんばんはー
今日、改めて全編を通して観ましたよ。
ほんと、55年前の映画なのに…やっぱり凄いとしかいえないです。
雨のシーンはほんとワンシーンなのに、
最後は水遊びしてる子供みたいで絶望が希望に変わった抑えきれない気持ちが伝わってきますよね。
サイレントからトーキーに変わったとたんに売れなくなってしまったノーマ・タルメージという女優がいたと聞きましたが、
このあたりは実際にあった逸話をもとにしてるのかなぁ?映画の中に出てくる「ジャズシンガー」は本当に最初のトーキー映画ですものね!

claudiacardinale said...

JTさん、こんばんわ。ノーマ・タルメージを基にしている映画が他にあったような・・・うろ覚え状態・・・けどコメディーにはピッタリのネタですね。テレビでやっているAFIベスト50やBFIベスト50とかではかならず「雨に歌えば」は入ってますよね。ベストミュージカル映画ベスト10とかも。なにかと雨のシーンはほんとよくテレビで見かけます。プラスお正月とかクリスマスとかにはテレビでよく放映してますけど、「おっ、やっている」と思うだけでそのままチャンネル・サーフィンでした。久々に全編を見て改めて感動でした。