14 January 2008

Charlie Wilson's War

Charlie Wilson's War by Mike Nicholas 2007 USA

最近ラッキーな事に秀作に恵まれています。マイク・ニコラス監督の新作、80年代ソビエトをアフガンから撃退成功させた黒幕チャーリー・ウィルソンのバイオグラフィーは政治的内容ながらなかなかのユーモアのセンスも兼ねそろえた見応えのある作品でした。


1980年代、テキサス出の下院議員ウィルソン(トム・ハンクス)はセックス/ドラッグのスキャンダルに見舞われているが、人間味溢れる愛嬌のある人柄。時は冷戦末期、ソビエトのアフガニスタン侵攻。テキサスの資産家でキリスト教保守派のジョアン(ジュリア・ロバーツ)はコミュニスト打倒、アフガニスタン救済を支持している。ジョアンにそそのかされたウィルソンはアフガンへのアメリカ援助増額を議会に働きかける。
ソビエトとの直接な戦争を避けたいアメリカ、この為ウィルソンはCIAのガス(フィリップ・セイモア・ホフマン)と共に裏の方法を探るがごとくイスラエル、そしてエジプトに接近。最終的にアメリカ政府から元々の$5ミリオンの予算から$300ミリオンの予算を引き出す事に成功する。

この3人の主人公、ウィルソン/ジョアン/ガスが上手く描かれて、また台詞も気が利いていた。脚本家はアーロン・ソーキン。調べたらTVの「ウエスト・ウィング」などの脚本を担当していた。ナルホド!各俳優陣もはまり役。トム・ハンクスは多少油ギトギトお色気好きだけど任侠派政治家、ロバーツはウルトラビッチの南部美女、ホフマンはずんぐりむっくりうさんくさいながらも頭の切れるCIAとキャラクターもバラエティーにとんでいました。戦争の裏舞台をこのキーキャラクターの3人が演じている訳です。
また新しい語り口で切り開いたとでもいうんでしょうか、スタイルにも新鮮味も感じられました。ゴールデングローブでは受賞を逃しましたが、ミュージカル/コメディー部門でノミネートされていました。



ソビエトを撃退したアフガンとアメリカ、最後にウィルソンが平均年齢10代初めの孤児をほっておくと危険だ、学校など将来を支援すべきだと訴えるが「パキスタンの事など関係ない」と無視され、国の名前さえ覚えていない議員達に絶望するシーンがあるのですが、ホントこれが現在アメリカが抱える問題に続いている訳です。

総合的に得点の高い作品でした。お勧め!

そういえばゴールデングローブでマリアン・コティヤールがミュージカル/コメディー部門のベスト女優賞を受賞してましたね。彼女なかなかよかったので、朗報です。

6 comments:

JT said...

今調べたら、日本では5月公開になるようです。
しかし、ハンクス・ロバーツ・ホフマンとは、面白い組み合わせですね~
ロバーツはオーシャンズ、ハンクスはダ・ヴィンチ・コード、ホフマンも MiⅢ以来かな?
なんか大物3人がどんな風に化けるのか楽しみです♪

記者会見だけの発表だったそうですが、マリオン取りましたかー 
伝記ものが続いてるので難しいかなと思いましたが、認められたんですね。

claudiacardinale said...

JTさん、この3人、どれをとってもいいんですよ!ジュリア・ロバーツはむちゃ奇麗だし、ホフマンはだらしなくジャンクフードをむしゃくしゃ食べてるにも関わらずシャープな頭脳、ハンクスはカウボーイながら美女に目がない政治家。いやーいいトリオでした。もう一度みてもいいくらい。是非観てくださいませ!!

j'adorelethe said...

この映画は知りませんでした。香港にはいつ来るんだろう・・・(といっても、私がどこにいることになるかさえわからないんですが!)Philip Seymour Hoffmanもでてるのですね。見てみたいです。

香港人のmy blueberry nightsの反応はやはり厳しいです・・・友人は、2046はだめだけどerosはよかったという人が多いですね~。

claudiacardinale said...

J'adoreletheさん、こんにちわ。そうですか、my blueberry nightsは香港人にはうけてませんか。どんな風になっているのかすごく興味があります。

私も2046頂けませんでした。友人の方と同じくErosの方がよかったです。彼の作品では「ブエノスアイレス」以外は苦手な方ですが、公開しているとなんとなく見てしまってます。

margot2005 said...

こんばんは!
豪華出演陣ですね!
是非観たいですわ!
「ジェシー・ジェームズの暗殺」を観た時に、ロバート・レッドフォード、メリル・ストリープandトム・クルーズ競演の映画「LIONS FOR LAMBS」邦題は「大いなる陰謀」で4月に公開のようです。そちらでもう封切られたのでしょうかしら??面白そうです。

claudiacardinale said...

マルゴ殿、これぞハリウッド!という豪華キャストです。やっぱこの手はハリウッドですね。グッド、グッド!

「Lions for Lambs」はクリスマス前に公開してました。思いっきり見逃してます。DVDを待つしかない状態でございます。そちらのレビューお待ちしてますよ!