長い間ブログにアクセスが出来なかったので、東京に滞在している今となってしまいましたが、先月中国本土で６０周年建国記念にちなんだ「建国大业」を見ました。これはまさに国を挙げて製作したプロパガンダ・フィルムです。見終わった後、なんとなくDWグリフィスの「The Birth of a Nation / 國民の創生」を思い起こしてしまいました。内容はタイトル通り、抗日戦争そして毛沢東率いる中国共産党と蒋介石率いる中国国民党の内戦を経て１９４９年１０月１日に中国共産党が中華人民共和国の建国宣言までを追っています。
これを見た中国人の友達が、あまりにもの多くの中国で有名スターが勢揃いしているのでまるでコメディーのように思えたと言っていました。ジェット・リー、ジャッキー・チェン、チャン・ツィー、ビビアン・ウー、そして監督のジョン・ウーやチェン・カイコーと１７２名の中国／香港での有名俳優そして監督がノーギャラで出演しています。ジャッキー・チェンは無名の新聞記者の役で数秒の出演でした。私自身そこまで中国の俳優に詳しくないので、中国人の友人が感じたようなコメディー感はありませんでしたが、まあさして言えば、毛沢東がお花畑で孫と戯れるシーンはほぼコメディーものでした。また３時間でこの歴史の壮大な流れを追っており、又だれがどこでどうしたと歴史の流れがあまりにも早く、あまり中国史に詳しくない私はえっ・・・・これ誰？と、やや勉強不足でした。
興味本位で見たこの作品、まあこんなものだろうという感じです。しかしながら２１世紀この時代で作られたプロパガンダ映画を見たという事で、その部分での満足感はあったような気がします。
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