9 May 2011

Pina

Pina by Wim Wenders 2011 Germany

ヴィム・ウェンダースの新作「Pina」、ドイツ人モダンダンス「タンスシアター」を作ったピナ・バウシュへのオマージュ的ドキュメンタリー。

ピナ・バウシュの事はなんとなく知っていた程度、TVで数回程彼女の舞台を見た事がある。個人的にはモダンダンス系は苦手なのであまり気にしていなかったが、監督がヴィム・ウェンダース、そして3D撮影との事で見に行って来た。実は劇場で3Dでみるのは初めて。ダンスのシーンが殆どのこの作品、3D ではおもちゃ箱の中で物事が行なわれているような感覚。昔のハリウッド映画でクロマキーを使って人物と別場所のバックグラウンドを組み合わせて出来た宇宙的な感じの映像を思い出した。ダンスとは一定の時間と空間での感情表現、という事は3Dで得る感覚的映像との融合した実験的ドキュメンタリーも意図したんだろうか?と思える。

ピナ・バウシュは既に他界しているが、このドキュメンタリーでは彼女のカンパニーダンサー達が踊りを披露している。このダンサー達の見事にコントロールされた肉体の動きに素晴らしく感動した。

2 comments:

Bianca said...

CCさん、こんばんわ!昔ピナ・バウシュの「嘆きの皇太后」を見たことがあるのですが、私もモダン・ダンスはあまりピンと来ませんでした。でもヴィム・ヴェンダースと聞けば、見たくなりますね。それに彼女の顔は独特で忘れられませんね。3Dは初めてでしたか?最近3Dが増えていますが、高い料金を払ってまで見る価値があるとは思えないのが多いですけどね。

claudiacardinale said...

ビアンカさん、お久しぶりです。おっしゃる通り私も3Dはあまり興味がないのですが、この実験映画では楽しめました。通常舞台で見る2次元の中のダンスというパフォーマンスの違った可能性を追求したというか・・・という感じです。