14 January 2013

Argo

Argo by Ben Affleck 2012 USA

昨日ゴールデングローブが発表されたが、Argoがベスト・ピクチャーとベスト・ディレクターを受賞していた。その直前にこの作品を見たのだが、エンターテイメント性は多いにあって楽しんだのだが、これがベスト・ディレクターを受賞となると?とは思わずにはいられない。まあ他にノミネートされていた作品も見ていないからなんとも言えないのだが。タイトルのArgoとはサイエンス・フィクションの脚本のタイトルである。

1979年イラン革命が発生、その後イランのアメリカ大使館員が人質となった。大使館から逃げ出しカナダ大使の家に隠れた10人のアメリカ人救出作戦のお話である。この話しは実話で、当時詳しい作戦内容は機密となっていたがクリントン政権の時に情報公開法に基づいて公開されたそうだ。この救出作戦で使った架空の映画Argoの製作と同じく、この作品も実話といいながらも相当脚色されているだろう。アメリカン・ウエスタン精神がコミカルに描かれ面白い事は確かに面白いがこの作品がベスト・ピクチャーというのはアメリカ人が好む愛国的な内容だからとも考えてしまう。ベン・アフレックはマット・デーモンと共同で書いた脚本「Good Will Hunting」でオスカーを受賞している。ジェニファー・ロペスと婚約していた時はベニファーと言われえらい騒ぎとなっていた。その後いつくか映画を撮っているようだが、別にいい役者とも思えないし、監督として才能があるとも思えない。この作品は脚本ありきだと思えるが、これからはどの様な作品を撮って行くのだろうか?

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