Cosi Fan Tutte / コシ・ファン・トゥッテ

@ Royal Opera House
作曲 : Wolfgang Amadeus Morzart
指揮 : Semyon Bychkov
演出 : Jan Philipp Gloger

モーツァルトのオペラ「コシ・ファン・トゥッテ」、意味は「女はみんなこうしたもの」。女性の貞節なんて当てにならないと老人にそそのかされ恋人を交換して試す若い士官の２人、結局裏切られたこの２人も苦しむという、とても分かりやすい筋立てで教訓というか悲劇ともいえるのだが、モーツァルトの旋律となるとやはり結果的には喜劇となってしまう。４人の若者達のアンサンブルはあっており、また今回ROH初デビューとなるフィオルディリージを歌ったコニー・ウィンターズとフェッランドのダニエル・ベーレはよかった。これまた今回ROH初デビューのドン・アルフォンソのヨハネス・マーティン・クレンツレもよかった。なんといっても演出がとてもコミカルで結構笑わせてもらった舞台であった。